ARTIST01 菊池和晃 Kazuaki Kikuchi
美術家
1993年京都生まれ。京都市在住。2016年成安造形大学美術領域現代アートコース卒業。2018年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻構想設計クラス修了。
私は機械工を生業とし、日々車などの機械のパーツを作っている。人やものを社会の歯車に例えることがあるが、この仕事はまさにその歯車であり社会にとって機能的であると思う。
そして私は仕事で使用する機械と技術を用いて芸術作品を作っている。どちらも同じ創造行為ではあるが社会的な機能というのは大きく異なる。仕事でする創造は生きること、生活すること、社会で役に立つこと。一方芸術での創造は私たちの生活にとって無駄なもの、役に立たないものとして端に追いやられている場面を多々目にする。
芸術も社会と噛み合う歯車だ。その動力がどこに繋がっているのかは現代では見えづらいだけで、今も私たちの生に対して機能している。
私の作品は美術史から参照したイメージを生産する為のマシンだ。それは単なるイメージの複製ということだけでなく、私たちと芸術との「連動」を可視化する為の装置でもある。
- 主な展覧会歴
- <個展>
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- 2020年「Draw the City」KUNST ARZT(京都)
- 2020年「菊池和晃個展 Draw a Circle」The Third Gallery Aya(大阪)
- 2019年「菊池和晃個展 Muscle」The Third Gallery Aya(大阪)
- 2016年「菊池和晃+にしなつみ個展 KISS」KUNST ARZT(京都)
- <グループ展>
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- 2020年「ニューミューテーション #3 菊池和晃・黒川岳・柳瀬安里」京都芸術センター(京都)
- 2020年「京芸 transmit program 2020」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)
- 2020年「Kyoto Art for Tomorrow 2020 –京都府新鋭選抜展–」京都文化博物館(京都)
- 2019年「超暴力展」山下ビル(愛知)
- 2017年「若手芸術家支援企画 1floor2017 合目的的不毛論」神戸アートビレッジセンター(兵庫)
- <賞歴、レジデンス、奨学金など>
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- 2020年 Kyoto Art for Tomorrow 2020 –京都府新鋭選抜展– 優秀賞
- 2018年 京都市立芸術大学作品展 大学院市長賞
- 2016年 成安造形大学卒業制作展 優秀賞
- *作家ウェブサイトリンク
- https://www.kazuakikikuchi7238.com
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撮影:表恒匡 -
撮影:来田猛 -
撮影:来田猛